[コメント] 刑務所の中(2002/日)
山崎努の演技の間!編集の間!すこし長尺がこれがまた脇腹にきて…、最高!
いろいろ人生を考えてしまった。
能書きを捏ねれば、この映画は終始”幸せ”ってなんだ!を問いかけて来る。
男一匹三十代!まだまだこれから!のはずであるが…、これからなにか熱く成れる物が見つかるだろうか?熱く成れるだろうか?暇が潰れるだろうか?不安である。
いかに時間を消費するかが人生の目標である。
どんな事でもできるってことは、何も出来ないと同義である。
人生は選択の連続である。
落ち込む事はない、最悪なのはまだまだこれからなのだから…
実は人生は辛い。
30代独身男性は経済的にも安定し、自分の能力にも目処が立ち、そろそろゴールが見えて来る。幼い頃憧れた事が全てできる。いや、諦めがつく。残りの人生をかけてやってみれば夢をかなえることも出来ない事はないかもしれないが、色々考えると、今の人生で十分であると予想もつく。すると暇である。暇なのである。
今日は何をしよう?今日は何を食べよう?
すべて苦痛である。仕事が忙しい方が、まだマシである。
内田百聞曰く、餌はうまい。豪華絢爛な食事よりも時間通りに出される駄蕎麦のほうが遥かにうまいらしい。どんな素晴らしい変化であっても人間は飽きるのだ。規則正しく配給される”餌”は極上の喜びを与えてくれるのだそうだ。
毎日しなければならない、することがあって、食事が三度三度食事がとれる!これが一番幸せなのかもしれない。
だってペットと同じデショ!
”のら”はつらいよぉ〜。
まあ”のら”だからこそ、いまからアンパン、チョコレート、コーラを買って来ます。
くっそ!刑務所の中の食事を出してる店があったんだよなぁ。後悔先に立たずである。
あっそうだ!窪塚洋介も良かったです。
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