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[コメント] 三百六十五夜(1962/日)

平幹二朗が演じる悪役こと「津川」に襲われる大江照子を演じる朝丘雪路。これがしたいがために、朝丘雪路をもってきたのだとしたら凄いんだけど、「処女」の二文字に敏感な高倉健様の硬派っぷりが時代錯誤で凄くイイからどうでもいい。
ジャイアント白田

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







美空ひばり様は省エネ演技で場を盛り上げており、至ってシンプルイズベスト。しかし、どんなに深刻な状況になろうと、ヤヴァイ状況に主人公達がおかれようが放置されようが、芯となる部分が「刑務所の中で生まれた子」「前科持ちの親」「無一文の父親」ときて、それらを越えるテーマである「処女問題」がデーンと神棚に鎮座してるんだから、たまんない。

その延々と続く処女問題が全力で涙腺を締め付けてくる。一滴の涙も出ない妙な処女問題に食傷、胃潰瘍なので2点が妥当か。でも3点。

津川を悪役、襲われるオーヴァーアクトの朝丘の図に3点。

2003/6/15

(評価:★3)

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