[コメント] プロフェシー(2002/米)
これはね〜、最愛の妻の他界後、新しい恋をするに至るまでの男の、分裂気味自己正当化妄想と、妻へのレクイエム物語じゃね?
実話をもとに…ということらしいが、原作を読んでいないのでどこまで原作に忠実なのかはわかりません。予備知識無し、オカルト否定、諸行脳内現象派の僕のひとりよがりレビューです。
つまりリチャード・ギア演じるジョンは、最愛の妻メアリーの死後、気が触れんばかりに相当落ち込んだわけで、「なぜ妻は死ななければならなかったのか?」「なぜ俺は生きながらえているのか?」「俺は何の使命があってここに存在しているのか?」「ああ死んだ妻に会いたい!」と、かなり思い詰めたわけで…。でも妻の「死」に意味など見出せるわけも無く…。とってもインテリで(多分)無神論者な彼はたくさんの悪夢や妄想で精神状態に異常をきたしてしまった。そんな彼に偉大な包容力で支えてくれる女警官が現れ、恋に落ちた。亡き妻を裏切る自虐心から、自分自身を許すために彼の脳内が壮大な物語を作りあげたのです。
ポイントプレザントへ無心に車を飛ばしたところから12時にかかってくるメアリからの電話を待っているところまでは主人公の大いなる主観的妄想。最後の橋の崩壊はハリウッド的オマケということで!仕事も地位も捨て、田舎の年増女と結ばれる彼を、どうかみなさん許してあげてください。
かなり独断レビューだな…
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