[コメント] 十一人の侍(1967/日)
白眉は森の中で待ち伏せるシーンだ。露光オーバーなぐらいの陽の光の中、ロングで騎馬が登場するカットとのクロスカッティング。『十三人の刺客』での朝靄の中の騎馬登場カットを想起させる。二番煎じと云う勿れ、このような部分をおろそかにせず、映画の感情を作っていくことが重要なのだと思う。
**ネタバレ注意**
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ただし、本作のクライマックスの殺陣シーンは今ひとつダイナミックさに欠ける。水野越前守・佐藤慶が放りっぱなしになるのもちょっと残念。そんな中で夏八木勲の妻を演じる宮園純子がとても魅力的に撮れている。登場が木登り、というのもいい。
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