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[コメント] 悲しき口笛(1949/日)

未来の「美空ひばり」そのものの縮小コピーにしか見えない(それだけ芸も完成されている)少女ひばりがまったく異形(ディートリッヒのパロディ?)にしか見えない(まるで「身体はコドモ、中身はオトナ」って感じ)のだが、最後の最後になって→
ボイス母

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「兄ちゃん!」と初めて子供らしい声で泣く。その演技にヤラテタ。 アイドル映画にしては大変出来が良い。

港湾労働者のみなさんが「自由労働者」と呼ばれ、なんだか「戦後民主主義の明るい体言」というか、「人民の夜明けは近いぞ」みたいな作風がなんとも「戦後ってイイ時代だったんだな」と実感できる作りになっている。

時代の証言、時代の空気を感じるのに最適の映画。 ダムは電力を作り、国民を繁栄に導く。まだまだ日本は貧しいが、これからイイ時代が開けるでしょう、きっと!みたいな力強さを感じる。 日本中がみんな貧乏でお腹を空かせていたけれど、希望だけは腹いっぱいあったのだ(当時)

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)りかちゅ[*]

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