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[コメント] 阿弥陀堂だより(2002/日)

信州の風景と美しい音楽をバックに登場する人物に、魅了される。
檸檬

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







主人公の夫婦、寺尾聰樋口可南子は、はっきり言って寺尾聰はヒモ状態。本編でこのへんは少しツツいてる程度だが、ここを頭に置いて見ていくと、樋口可南子はとてもいい女。旦那の稼ぎがないに等しい事を少しも気にせず、自分は医者として働く。「仏壇買うくらい平気よ。」なんてあっさり言ってのけたりする。いい女と思うのはそれだけの理由でなく、彼女は旦那を尊敬し精神的な支えとして、精神的病や流産という経験から立ち直ろうと、前向きに直向きに生きている。「自分の意志で何でも出来ると思ってた。でもそんな事ってないのよね。」のセリフは神々しい。あぁ、生まれ変わったらこんな女になりたい。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)Ryu-Zen[*]

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