[コメント] サンキュー、ボーイズ(2001/米)
「よし、俺も明日から頑張るか!」陳腐なセリフかもしれないけど、久々に声を大にしてこんなことを言える映画に出会ってしまった。若気の至りじゃない、運命を真正面から受け止めた女の物語。笑いあり涙あり、猪突猛進の人生に幸あれ
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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そう、ビバリーの人生は決して簡単なものではなかった。
ビバリーは本当に泣きまくっていた。ここまで主役が泣きじゃくる映画も珍しい。それはやはり、数々のハードルを越えてきたからに違いない。しかし、そのハードルが全て不幸へと繋がるわけではなかった。かといって幸せと言えば安易だけれど、やはり彼女にとって忘れることの出来ない大きなハードルであったことには間違いないのだ。多くの人々に見守られ、それは決して温かい視線ばかりじゃなかったけれど、彼女は成長していった。子育てと仕事、描ききれていない箇所もあったけれど、ドリュー・バリモアの最高の表情がそれを充分に物語っていた。本当に、良い意味で痛感してしまった。
スティーブ・ザーンの、ただのアホな父親ではない、情の塊のような演技に感動し、ブリタニー・マーフィーのハイテンションにはイチコロ。子役達は申し分のない演技で俺を唸らせた、というか可愛かったナ(笑)。ジェームズ・ウッズはさすが、年季の入った様を見せ付けてくれた。ラストの車中でのシーンは心に残ること必至。そしてドリュー、彼女の笑顔と泣き顔が最高に堪らなかった…。
決して涙は出ない。笑顔になれる。
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