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[コメント] ウィズ(1978/米)

NYをイメージさせる街並み、ディスコ全盛期をうかがわせるファンキーでケバい色彩のオズの国が斬新! 監督に全く毛色が違うNY派の旗手シドニー・ルメットが選ばれた理由は、舞台がNYだからという、ただそれだけの気がする。
AONI

「自分探しの旅」がテーマである元ネタ『オズの魔法使』自体が最高に素敵な話なので、それなりに感動してしまう。登場人物の仕種等、みんなディズニー・アニメに出てきそうなキャラクター。特に、かかしのM・ジャクソンを苛めるカラス軍団と悪い魔女の手下であるバイク軍団「フライングモンキー」が印象的。

ひきこもり気味のヒステリー中年女にしか見えないドロシー役のダイアナ・ロスは違和感ありまくりで、社会派シドニー・ルメットの不慣れなミュージカル演出もさしてミュージカル映画らしい見せ場に欠け、決して上出来とは言えないだろう。

しかしながら、クライマックスに向かうにつれ曲目「A BRAND NEW DAY」「BELIEVE IN YOURSELF」「HOME」を熱唱していくダイアナ・ロスは圧巻。仲間たちで合唱する主題曲「EASE ON DOWN THE ROAD」もノリが良い佳曲。

(評価:★3)

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