[コメント] SPY_N(2000/香港)
アクションシーンの出来はいいのだが、スパイアクションものとしては標準よりやや下という印象。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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スパイ・アクション映画。
アクションシーンの出来はかなりいいのに、なぜか見ていてもあまり迫力が感じられない。特に序盤の追跡アクションや中盤のカー・アクションは他の映画に引けをとらないいい出来だったのに、展開的にもあまり盛り上がらない。
そもそも、ストーリー展開からして、盛り上がりに欠ける。暗殺事件の真相を追う刑事のエピソードはともかくとして、暗殺に関わっている女スパイのエピソードがあってもなくてもいいような中途半端な位置づけなのが話を詰まらなくしている。
また、敵のエピソードが主人公の刑事のエピソード以上に描かれていて、事件の真相にも意外性はなく、話にも広がりが感じられない。それと、ところどころの主人公の刑事が女スパイに妄想を抱くというコメディタッチのシーンが完全に映画の雰囲気をぶち壊している。
アクションシーンに関してはラストのクレーンで吊るされたガラスでの格闘戦が一番よかった。
役者として藤原紀香は、キャラ設定が中途半端な位置づけにあったせいもあるが、存在感が薄かった。アクションもアーロン・クォック演じる刑事の方にお株を奪われてる印象。
総評としてはアクションの出来はいいが、話が中途半端な作りで、スパイアクションとしては標準よりやや下の出来といったところ。
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