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[コメント] ル・ブレ(2002/英=仏)

簡単に言ってしまえば、「新しさが無い」に尽きる。
ピロちゃんきゅ〜

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







頭の中だけで考えたスジとしては十分だろうけど、ちょっと頭でっかちな脚本だな〜なんて思ったりして。笑わせるポイントポイントはオモロイ表現やネタが多いんだけど、登場人物達の中でキレテル奴がいない。キレキャラはいるんだけど、役者的にキレテナイって事で。みな小粒なの。役者のキャラで押せるのがいなかった。そこが、この映画の弱い所かなぁ。今更ながら『WASABI』でピロ様に振り回されるジャン・レノの演技でさえ偉大だなと、ちょっと感じてしまいましたわ。あ、これだ!これこれ!美(少)女が出ない。これ最も重要。可憐でキャシャで超超超カワイイ日本人(最悪フランス人)の女の子をヒロインにして(もちろん、ピロ様。とはいったものの、こんなレベルの映画でいいのかよ!と自分突っ込み。最悪・カミーラ・ベルきゅ〜ぐらいで)トルコ得意の乳首こね回しダンスでピロ様が悩殺ダウン、ピロ様あえぎまくりの後、ベッドで回し蹴り&カカト落としを披露して、一気に主役へ。う〜ん、オレもノックダウンだな。

さて、さっきも言ったが、ポイントポイントでは見せてくれたこの映画。ようは何が凡庸かといえば、やっぱ、このあたふたなスジにある。この映画の最大の魅せるポイントは、広告の通り、観覧車のシーンだ。一番派手で、スピーディーな魅せるシーンだったと思う。本編はこれが前半の前半にやってきてしまうので、その後のちんたらこじんまりバタバタあたふたな展開に悪く影響させてしまった感がある。できれば最大の山場にこの観覧車を使いたい所だったんじゃないか?ま、撮っちゃったもの、どうしようもなかったんだろうけどさ。

そこで少し考えてみた。俺なら、フランス→マリの順番を入れ替える。、マリで逮捕。マリの看守と脱獄して、パリダカ参戦(は、どっちでもいいや)、逮捕、パリまでやってきて、パリの刑務所を脱獄、そのお膳立てにフランス人のエキストラと観覧車シーンがあって、1500万ユーロの運命が決まる、と。ちなみに、マリのシーンでは謎の東洋女も用意したいね。その女が宝くじのキーポイントになってくれないとだなー、やっぱ話には華がないと。スペイン女の彼女では「狙い」が微妙でよく判らんよ。ダメダメレジオ君の悪趣味な妻っていう笑いだと思うんだが、そこまで、酷くないし。

って、もしかしてストレートなのか?「あの娘はいいよね!」ってノリで、フランス人的にはあれがベイブなの?シュウィィィーンなの?マジ?

それがマジだとしたら、ピロ様がおフランスで受け入れられるハズもなく…あぁ、無念。だれか、あのスペイン女の起用はネタであると、証明してくれぃ。

(評価:★3)

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