[コメント] ゴダールの新ドイツ零年(1991/仏)
「国家は理想は一つになること、個人の夢は二人でいること」 寒々しい統一ドイツの風景に、負け犬ゴダールの心象、solitaire(孤独)とsolidire(連帯)の狭間に揺れている、がぴったり同期して、結構しみじみさせる。
引用は広範だが浅薄で、見聞きした名前を羅列しただけとの印象が強いが、上記の他「アメリカは内戦ばかり繰り返している」など玉言も在って侮れない。また読んでる本を奪われるアクションの反復や、その繋がりで聖書を用いるラストも、中々に面白かった。
ところでレミー・コーションを全然知らないのだが、なんですか、フランスの銭形警部みたいなもの? (@バウスシアター/爆音ナイト)
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