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[コメント] 荒ぶる魂たち(2002/日)

劇場版ではなく、VIDEO2本組(抗争勃発編と血戦編で計200分)を鑑賞。この監督のヤクザものにしては至って正統派な群像劇だが、それが逆に新鮮だ。雑多な、しかし魅力ある登場人物達が織り成す極道M&Aは「華麗なる一族」的面白さ。その渦中を揺るぎない魂で突っ走る、どこか70年代な雰囲気の加藤雅也も最高だった。傑作。
クワドラAS

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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200分という余裕もあって、脇役陣の細かい性癖やら奇行やらも堪能出来る。これをすごく丁寧に見せていてドラマに厚みを持たせているね。

「荒ぶる魂たち」 確かに荒々しい奴らが出まくってるが、鑑賞後の余韻としては、例えば「あしたのジョー」のラストの様な、とことんやって燃え尽きた、みたいなどこかお別れ的寂しさを感じた(まあホントにお別れラストなんだが)。こういう余韻が個人的には堪らない。

(評価:★5)

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