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★4 | ほかげ(2023/日) | 夏のむさ苦しい暑さと対をなす登場人物の訳ありコールドハート感が滲む映像。今にも消えそうな光を終始支える少年の寡黙でいて聡明さを保つ眼差し。そして銃声というあの時代の叫び。前後半の組立ても良く、シンプルかつダイレクトに突き刺さる作品だった。 | [投票(2)] |
★3 | 28年後...(2025/英=米) | 結果的に「年後…」やる意味なかったかな。進撃の巨人だったり地獄の黙示録はたまた食人族を生半可に注入(意図せずとも)したような雑多感も何だが、メメント・モリな母ちゃん急展開の浅はかさに仰天。まあでも28日後…ファンとして音楽・映像面はらしさがあったし、息子の凛々しさは良かったので3点。 | [投票] |
★3 | ラストマイル(2024/日) | 何だか作品全体が慌ただしくとっ散らかってるが、まあ言わんとしてる事は分かる。しかし、物流クライシスを描きながら一般庶民の不在感が上から目線的にも映る。現実なら身を守る為とりあえずは不買に転じなければ。劇中でも言及あった上振れした正常性バイアス。そこまで我々はバカではない、、、と思う、、、 [review] | [投票(1)] |
★2 | 新幹線大爆破(2025/日) | 交通車両を操作する時の「だろう運転」はご法度である。これは乗客(歩行者も含め)の安心・安全の為だ。で、映画においての「だろう運転」若しくは「だろう展開」と言えばいいか。観客が安心して見れるサスペンス映画ほど退屈なものはない。血湧き肉躍らない凡作。 [review] | [投票(1)] |
★4 | ベネシアフレニア(2021/スペイン) | 実際オーバーツーリズムに陥っているベニスを舞台に繰り広げられるスラッシャー映画。OPのジャッロ風クレジットからして期待値上昇。ベニスの迷宮感や濡れ光る怪しい夜・昼間の雑踏等良い絵が撮れてる。何とも言えないラストの収まりの悪さ・虚しさもひと味違って印象深い。逆に行ってみたい気にもさせてくれた。 | [投票] |
★3 | サウンド・オブ・007(2022/米) | 60年に渡る007シリーズを彩ったメインテーマ及び主題歌。ジョン・バリーを始め様々な関係者たちがそれぞれの視点で語り貴重な回顧録になってる。意外とこういうのって褒めちぎり多い中、イマイチだと思った歌にも言及してるのがいい。 [review] | [投票] |
★3 | 理想郷(2022/スペイン=仏) | 長い割にいい歳こいたオヤジ兄弟の、徹底した「郷に入りては郷に従え」さもなくばといった嫌がらせの反復に終始。少しは融和な方向性を見出す展開に出来なかったものか。ホラー映画ならもっとやっちゃってくれと思うが、本作はそうじゃないし。映画は時にメリハリ重要。中途半端。 | [投票] |
★4 | 毒娘(2024/日) | ケーキ3つとコーラ買ってこい!更には冷凍食品大好きとくれば脳をやられてしまう危険も指摘される昨今。そんな食生活に晒された小娘達の親に対する、ひいては幸せ家族へと飛躍する無意識下であろう怨嗟。単純にどうしようもない毒娘、そして毒を食らわされた可哀想な娘達とのダブルミーニング。家族描写がしっかりして両親完全悪じゃないのも良い。食生活、日本の食、大丈夫かな… | [投票] |
★3 | ザ・ラスト・ウェーブ(1977/豪) | 80年代スプラッターを浴びるように観てた青少年(オレ)には当時全く刺さらなかった作品。ラスト寝てた記憶(笑)でも今観たらハッスルブラッドやジャンプスケアに頼らない静謐な終末模様が心地よい(冒頭の異音を奏でる蜃気楼とか)アボリジニたちの顔面濃度も120%で、刻印された気分にもなる。3.5点 | [投票] |
★3 | ルックバック(2024/日) | え?と思ったのは4コマ漫画の真髄は絵の上手さ(勿論これも重要だが)より、アイデアや如何に4コマ目で前の3コマを回収して唸らせるかだと思う。主人公は相手の絵の上手さにのみ敗北感。でもそれは人それぞれだ。前情報無しで観たので、あんな後半(涙)にしなくてもよかったのではと思った。田んぼ道での変なウキウキステップは嬉しさを良く表してたね。 | [投票] |