[コメント] ビロウ(2002/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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ダーレン・アロノフスキーが潜水艦モノ(実質脚本、製作で、監督は別の人ですが)!?ビビった。映画よりもこの映画の存在を始めて知ったときに。まさか潜水艦の中で天才が数字に狂ったり、若者がドラッグに溺れたりするのか!?とか期待半分夢ちょっと、不安半分といった感じだった。予告を見たら、なかなか緊張感がありそうで、面白そうな感じだったので、ある程度期待はしていた。
いや、冒頭から凄い凄い。あの緊張の中静まり返った中での突然のレコード。爆雷の投下。凄い凄い。特に凄いのは後半。暗闇の中、懐中電灯やわずかな光の中から登場する顔。もう、誰が誰だろうとビビる。
この映画、怖いというよりも、やはり「潜水艦」という独特の舞台を使っているだけに、全編にとてつもない緊張感が持続する。しかも、そこに突然の登場だ。潜水艦内では、当たり前の話だが、騒げば見つかるわけだ。その中での突然の音。そりゃ驚きますよ、監督。あんた上手い!
一応幽霊というか、「何か」に徹した脚本なのはいいのだが、やはりせっかく潜水艦なのだから少しは交戦して欲しかった、というのが本音。しかし、この映画はあくまで「戦争」ではなく「何か」なのだから、交戦するよりも、艦内での不可解な現象とクルーが戦う姿は十分緊張感がある。そして、次々と起こる不可解な現象とそれに伴う艦内の混乱。艦内が揺れるたびに自分も一緒に揺れてしまいそうな錯覚。
もう臨場感は抜群である。映像を見た限りでは、そんなに金を使っているようでもなく、あくまで低予算映画、B級映画の路線を走っている感じがあった。今の時代でかい模型を作らなくても潜水艦映画を十分作れる技術があるんだ・・・と関心。
しかし、演出は見事なのだが、アロノフスキー様!脚本ちょっとよろしくないんじゃないの!?先が読めてしまい、前半に貼って置いた伏線でオチが見事に丸見え。そりゃ、自分の艦くらいしか登場しない映画なので、必然的にラストが読めるかもしれないが、これじゃぁ丸見えすぎてどうもねぇ・・・。しかも登場人物も多いけど、個々を描ききれてない感じも残りやや消化不良。
しかも幽霊の存在もあやふやになっているし、少し残念。しかし、十分な迫力を楽しめたので、よしとしよう。
結局この映画は、潜水艦に幽霊(?)という設定に関して「反則」と見るか見ないかが評価の決め手かもしれない。
(評価:)
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