[コメント] 夏休みのレモネード(2002/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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この映画をどうのこうの言う資格が俺にあるのだろうか?そもそも神だとかなんだとか、その手の辛気臭い話以前に、宗教云々とかいう訳の分らない信仰心は俺には理解できない(少なくとも今は)。だから、世界中にあらゆる宗教があることを「こういう人も居るんだ」程度しか考えていないつもりだ。
だから、宗教には全く持って興味なく、この映画の中で言うユダヤ人だとかキリスト教だとか、俺にはどうでもいいことばかりな故、俺がどうのこうの口出すする映画ではない気がする。
親父の頑固さ。人に対する感謝の気持ちと信じる気持ち。最後の台詞「それが信仰って奴でしょ」と言う台詞。8歳半のガキにあんな事言われたら腹が立つかもしれないが、事実そうなんだろうな、とは思う。
だけど、宗教の事以上に、この映画は割と上手く家族関係を描いていたと思う。宗教のずれと考え方の新旧。人間と人間のギャップを軽く超えたのはお互いの家族の子供だった、と言うべきだろうか。
だが、その点では個人的には『タイタンズを忘れない』の方が遥かに好きなのだが、まぁコンセプトが全く違う映画なので置いておこう。
しかし何が『夏休みのレモネード』なのか?ほとんど作品に関係ないではないか。おまけにオリジナルタイトルの「stolen summer」も俺には理解できない。何に盗まれたのだろうか?この映画の主人公は、友人の死によって何かを悟り、何かを得たに違いない。何を盗まれた?白血病に盗まれた夏、って事か?それって何かおかしくないか?
話し全体として、主人公の家族関係(つーか兄貴と親父と妻と主人子程度しか描いてなかったので描ききっているとは言い難いのだが)を割と上手く描いているくせに、白血病を患った少年との、ひと夏の友情モノ、としては多少失敗しているように思える。
確かに、宗教と言う概念に拘りすぎている人には高すぎる壁を軽く超えた二人、と言う意味では成功しているのだが、そこにばかり固執しすぎて、生きる意味がなんちゃら、だとかそういうモノを中途半端にしか描けていない気がした。
どこか、宗教と言う壁だとか、「天国」について固執しすぎて、このストーリーで描くべき物が欠如しているように思えた。少し残念。結果、白血病の子の死に直面した時、イマイチ何も感じられなかった。
確かにあの子は初めて(?)外で遊び、ある目標を必死に果たそうとした。そこに生きる意味を見出していた。だが、結果的に行き着くのは「それが信仰ってものでしょ」という結論。結局「天国」に結び付けてしまう。個人的には、「生きる」と言う意味を見出して欲しかった。死後の問題ではなく、生きている瞬間の意味を。
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