[コメント] アルコール先生海水浴の巻(1915/米)
ギャグをアクションよりもアイデアで見せようとする意気込みに工夫が見られるSO-SO作品
ノリ一発撮り的なドタバタアクション芸ではなく、アイデアをコミックに落とし込もうとする作為に工夫の跡が見られ、チャーリー映画のその後に繋がる布石として数えられる作品ではある。しかしまだまだ粗い映画の作劇で、それも大量生産期ならではといったコレクション的風合いは致し方ない。あのベンチに座っての帽子芸は、TVで時折見かける谷村新司のそっくりさんがやる技芸の元ネタともいえる演芸プロパティである。コントが一幕ものであり、一ネタ主義であるなら十分にその任は果たしている作品と言えよう。エッサネイ時代のベストコレクションに認定。
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