[コメント] 濡れ髪三度笠(1959/日)
明るい雷蔵。明るい物語。記憶も明るく消えてしまった。
シニカルな役が多い雷蔵がこの「濡れ髪」シリーズでは明るくギャクまで披露する。 その雷蔵の軽やかさが魅力。そしてシリーズ2作目のこの作品はヤクザと若様という対照的な2人が江戸まで股旅をするというわかりやすさ。勧進帳のパロディまである。すべて安心して楽しく見られる作品だがこころには何も残らない。それが娯楽というものだろうか。映像、内容、演技の明るさがそのまま画面に明るく出ていて自分の記憶も明るく白く消えてしまった。良い作品という事実は消えないだろう。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。