[コメント] 任侠中仙道(1960/日)
緩急自在、留まるところを知らぬ川の流れのような次郎長(片岡千恵蔵)、忠治(市川右太衛門)、伊三郎(月形龍之介)の各一家入り乱れての大太刀回りが夢のように美しい。いつまでも見飽きぬ走馬灯のようだ。天才編集マン宮本信太郎の神業ここに有り。
宮本信太郎は46年にデビューし74年までの28年間、東映映画一筋に活躍した編集マンである。後に、一世を風靡する任侠路線から『仁義なき戦い』シリーズの編集は宮本の手によるものだ。その芸術的手腕が本作では如何なく堪能できる。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。