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[コメント] 若親分(1965/日)

すっきり爽やか。一般のやくざ映画に見られる‘暗さ’がない。これは若親分のキャラのせいだろう。又やくざ自体があの時代にそれなりの市民権を得て、それが物語に反映されているからでもあろう。物語は歯切れよく進み、エエモン(善い者)とワルモン(悪者)が・・・
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







エエモン(善い者)とワルモン(悪者)がハッキリしていて分かり易いと思ったら、どんでん返しもあり、なかなかの脚本だ。

更にひねって殺し屋の謎の推理劇にすれば、よく出来たミステリーにもなりもっと面白かったと思う。

撮影、演出も手堅い。

三波春夫が元浪曲師というキャリアを生かして‘曽我兄弟’の一席(ひとふし)を聞かせてくれる。♪〜さらば、さらばと去ってゆく♪さすがに名調子だ。

日露戦争戦捷三周年記念国民大会の各シーンで演奏もしくは歌われる曲は、  1、勇敢なる水兵(明治28年作) ♪煙も見えず雲もなく〜♪  2、婦人従軍歌(明治27年作) ♪〜倒れし人の顔色は〜♪  3、敵は幾万(明治25年作) ♪敵は幾万ありとても〜♪ あと1曲、ちょうちん行列での歌曲があるが、不明にして知らず。

(評価:★5)

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