コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] アンダーカバー・ブラザー(2002/米)

ファンキーに隠れた真面目な一面…それがアンダーカバーだ!白人至上主義を叩き潰す黒人集団(白人も数名!)がブルース・リー顔負け?のカンフーを使いこなし、しまいにはブロンド美人にヨダレだと!?なんとも微笑ましい光景…
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この映画、ブラックムービーなんだろうが、どこかちょっと違う。パロディが満載で、「007」「MI:2」などのスパイもの、『燃えよドラゴン』からはカンフー、『グッド・ウィル・ハンティング』(けちょんけちょんにけなすトコが笑える)まで…なんとも志しの広い映画である。『オースティン・パワーズ』の姉妹品とも呼べそうだが、それもちょっと違う(スパイ、70年代という要点のみ。何といっても超ファンキーだしね)。脚本にはAPの2作目と3作目の脚本を担当したマイケル・マッカラーズの名前があるが、全体的な笑いのセンスとしてはジェイ・ローチマイク・マイヤーズの笑いなどと程遠い。そういった意味で、アンダーカバーブラザーは全くのオリジナル。正規品。そう、ニューヒーローなのだ!

ブラック←強いて言うならば、役者陣が実にブラックだ!ということ。主演のエディ・グリフィンはサタデー・ナイトライブ出身ではないらしいが、『コーンヘッズ』(元ネタはSNL)『デュース・ビガロウ 激安ジゴロ』(SNL出身のロブ・シュナイダー主演)等の出演歴がある為か、本当に面白い人。トレードマークはどこかの有名コメディアン顔負けの自由自在眉毛と、猛スピード早口トーク。アンダーカバーは本当に適役だと言える。対して、Mr.フェザーを演じたクリス・カッタンは現SNLのリーダー格として出演しているらしく、上記に挙げたラバーフェイスコメディアン(もうわかりますよね?笑)のコピー(オマージュ?笑)とも受け取れる顔面演技をしている。エディVSクリスのコメディアン対決といった見方も充分に出来、非常に楽しめる。他にもデニース・リチャーズアンジェヌー・エリスの強力女性陣、カンフー対決は見もの。安っぽいけど、それがまた良い(笑)。2人がシャワーでびしょ濡れになるところを、アンダーカバーとフェザーの刺客白人が対決を一旦止め、仲良く乾杯しながら眺めるシーンには爆笑!

これ、続編イケます。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)わっこ[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。