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[コメント] 新座頭市物語 笠間の血祭り(1973/日)

前作『折れた杖』で稀代の映像作家としての才能を魅せた勝新太郎を知ってしまったら、これはただのチャンバラ映画でしかない。シリーズ最終作としてはあまりにも物足りない。ベテラン安田公義監督の力量の限界。
sawa:38

今回の市はなかなか超人的活躍をみせない。かと言って濃密なドラマが描かれている訳でもない。つまり平坦なそして平凡な映画化最終作だ。唯一、「目がみえたらなぁ」と呟く市の台詞が鮮烈で、シリーズの根幹すら揺さぶってしまう。

(評価:★3)

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