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[コメント] 日の果て(1954/日)

オポチュニストではなかった山本薩夫は、南洋に追い詰められた日本皇軍兵士達に行き場のないことを前提に置く。ゆえにひとつの小村は、生きて出られぬ密閉空間と化す。彼らに王道楽土など待ってはいない。永遠にして刹那の死こそがこの地を抜け出すためのパスポートだ。それを巡り繰り広げられる、これは流血のオペラだ。
(★4 水那岐)

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