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水那岐

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最近のコメント 10
★4ペンギン・ハイウェイ(2018/日)「動き」の面白みを前面に押し出したスペクタキュラーな見せ場は、あるいは「ただのジブリのエピゴーネン野郎」と石田祐康を呼ぶ誘惑に人を駆り立てるかもしれない。だが、若く柔軟なスタイルは見逃してはいけない特性だろう。そして作家的には決して教条主義を奉じるクソマジメ男ではなく、健康的なエロスの誇示もする作家性には好感がもてる。 [review][投票]
★3心が叫びたがってるんだ。(2015/日)発端と結末のアンバランスさが座り心地を悪くする。王子様話で最初から浮きまくっているヒロインを肯定するならばそこから脱出する「浮き」の終焉で話を閉じるあたりでいい。生臭い女のニオイを発するにはまだ早いだろう。野球部男の純朴な心持ちがなければ単なる俗人の爛れた関係物語にまで暴走してしまうのだ。こんな若者たちでは愛せない。[投票]
★2未来のミライ(2018/日)ロマンより現実の充足を求めるイマドキの主婦のみに向け発信されたこの作品を、事もあろうに子供連れで観に来る親の少ないことを祈る。ご都合主義の時間遡行によって育児に勤しむ親たちの苦労はいとも簡単に癒され、過去や未来の家族たちが長男を親思いに教育してくれることで親たちの失策もスルリと回避される。もはや長男の声が幼児のものとは思われないミスキャスト問題など、この粗雑さの前には霞んでしまうほどだ。[投票(3)]
★4夜は短し歩けよ乙女(2017/日)総ては森見登美彦の蘊蓄によりもたらされた快楽であり、その点を無視してはいけないのだろうが、俺の内部にあって湯浅版『DEVILMAN』の悦楽の裏で俺を遠ざけた拒絶感は、他ならぬ湯浅政明のこの佳作により瓦解したことはうなずけた。なるほど、これは湯浅作品の神髄だ。原作未読ではあるが、アニメの基本的なムーヴィングと蘊蓄に伴うプリミティブな楽しさにおいて、この料理人の腕なくして本作は成功しなかったろう。[投票(1)]
★3打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017/日)「佳境」に入るにつれヒロインの描写が濃厚に、妙にエロティックになってゆく。そして物語は現実感を放り捨てて異形と化す。だが、幻想世界に没入するならアニメ的表現での生々しさにはもっと拍車がかかるべきだった。何故なら展開の丸投げというある意味での「逃げ」をうつなら、せめていびつな疑似現実のみでも保つのが映画製作者の誠実さであろうからだ。[投票]
★1ひるね姫 知らないワタシの物語(2017/日)絵が綺麗なこと以外どこを褒めればいいのだろう。物語における実質的な主人公も、異世界の夢とやらが何の意味を持つかという疑問も、果たして老若男女のどの層を対象にした作品なのかも皆目わからない。美少女とロボットを出せば喝采が一部の層から得られると未だに思っているのか。こういう下衆クリエイターこそ邦画界から放逐されるべきだろう。[投票(1)]
★4ポンチョに夜明けの風はらませて(2017/日)いい加減な人生観測でこの世を規定する若造たち。彼らの行動の突拍子のなさには発端以後しばらく当惑を抱えさせられたが、やがて登場人物すべてのやさしいデタラメさに興が乗ってくる。このストーリーはガキの感性に図られたマヌケな疑似世界の物語なのだ。それを大人が批判するのはたやすいが、一時の青春の妄想につきあえば彼らのバカぶりは共感できるオトナの原体験とわかる。つねに「あいつ誰」と笑われる少年の甘い夢だ。[投票]
★2HK 変態仮面(2013/日)ムロツヨシ安田顕の「所詮は学芸会」と舐めた結果のおちゃらけ演技に腹が立ってくる。こういうホラ話は徹頭徹尾元ネタに魂を寄り添わせ、かつ際立った真剣演技をもって演じなければ失笑すら誘われない。恋人の下着についた体液を嘗め、敵の顔面にしたたかに陰部を擦り付けずしてなにが変態か。少年漫画原作の壁を軽やかに飛び越えるだけの覚悟こそを期待したのだが。[投票(3)]
★4焼肉ドラゴン(2018/日)ブレヒト肝っ玉おっ母とその息子たち』が想起させられる。ジャパニーズ・ドリームという幻影を見ていることを強いられた在日韓人たちが負わされた負債は、この映画のなかでも目に見えて示されたものである。結局このホームドラマが表わすものは韓国人ではなく、彼らを搾取し続ける怒りに答えない「日本」であることに気づく。 [review][投票(3)]
★3愛の化石(1970/日)浅丘ルリ子は終始一貫して美しくクールでもあるけれども、高橋や田宮といった共演の男たちがどうにも生彩を欠いている。引き立て役を演ずるのにこうもつまらぬ演技に終わるのは自分が期待を寄せ過ぎたためなのだろうか。流れるプロテストソングやあちこちに覗くビアフラの写真群は、うがった見方をすれば演出家その人の「こんなメロドラマより社会派志向の一作こそを撮りたい」と思う心の反映か。[投票]

Plots

最近のあらすじ 5
★4ペンギン・ハイウェイ(2018/日)街におかしな事が起こっている。聡明で冷静な少年・アオヤマくん(北香那)は通学の途上、更地にペンギンたちが群れているのを見て、そんな事実に気づいた。それらは極地に住む本物の鳥たちなのか。アオヤマくんの熟考を尻目に、歯科病院に勤める彼の相談相手のお姉さん(蒼井優)は、目の前でコーラ缶を放り投げ一羽のペンギンに変身させてみせる。「きみにこの謎が解けるかな?」とお姉さんはほほ笑むのだった。一方、クラス仲間のウチダくん(釘宮理恵)やハマモトさん(潘めぐみ)とともに重ねられる観察のすえ、草原に浮く巨大な水塊「海」をアオヤマくんは見る。ペンギンたちと縁のあるらしい「海」をめぐり、次第に問題は大人までも飲み込んでいった。〔118分〕[投票]
★3心が叫びたがってるんだ。(2015/日)おしゃべりで快活だった少女・成瀬順(水瀬いのり)は、不用意なことばで両親の仲を破局させてしまい、以来一切口がきけないように成り果てた。そのまま高校生になった成瀬は、あるとき担任の思惑で「地域ふれあい交流会」の実行委員に任ぜられる。他のメンバーは煮え切らない態度の少年・坂上(内山昂輝)、肘を壊して野球部エースの座から転落した少年・田崎(細谷佳正)、中では優等生の少女・仁藤(雨宮天)だったが、みな等しくやる気は見せなかった。それでも成瀬が歌にのせてなら内心を吐露できると認められ、演目はミュージカルとなる。そして、衝突を越え皆は前向きに行動をはじめ、応援し励ましてくれる坂上に、成瀬は少しずつ心を寄せてゆく。〔119分〕[投票]
★2未来のミライ(2018/日)くんちゃん(上白石萌歌)は遊びたい盛りの男の子。仕事に家事に忙しいお父さん(星野源)やお母さん(麻生久美子)も、ひとたびくんちゃんが泣き声をあげればすぐ飛んできて遊んでくれる。でもそんな毎日は、お母さんが病院から連れてきたひとりの赤ちゃんを前にもろくも崩れ去った。名前は「未来」、くんちゃんの妹になる女の子だ。お母さんたちが世話を焼いてばかりの未来ちゃんをくんちゃんも好きになろうとしたが、何故だか可愛がると怒られるのだ。そんな独りぼっちの彼に、おかしな男の人(吉原光夫)やセーラー服のお姉さん(黒木華)が声をかける。男の人はペット犬のゆっこにどこか似ていて、お姉さんは未来ちゃんの成長した姿だというのだった。〔98分〕[投票]
★4夜は短し歩けよ乙女(2017/日)京都。大学の送迎会で酒をあおっていた「先輩」(星野源)は、後輩の楚々とした美女ながら豪胆で底なしの酒豪である「黒髪の乙女」(花澤香菜)に思いを寄せ、なるべく彼女の目にとまる「ナカメ作戦」を実行していた。そんな事とは露知らぬ乙女は、皆と離れてじっくりカクテルのはしごをすべく、ひとり夜の街に繰り出すのだった。言い寄ってくる助兵衛親父・東堂(山路和弘)を撃退し、天狗を名乗る樋口(中井和哉)や羽貫(甲斐田裕子)と親しくなった乙女は、知る人ぞ知る酒「ニセ電気ブラン」の旨さを教えられる。一方乙女を追う先輩は、行く手に立ち塞がる長い夜を愉しむ人々を掻き分け、いつしか冒険の渦中に踏み入ってゆくのだった。〔93分〕[投票]
★3打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017/日)茂下町に花火の季節がやってきた。中学生男子の一団はそれをめぐり意見を戦わせる。花火は丸く炸裂するのか、それとも平べったく広がるのか。仲間たちは花火大会でそれを確かめに向かおうと約束を交わした。だが、そのなかの典道(菅田将暉)は学級のマドンナであるなずな(広瀬すず)に一緒に駆け落ちしてくれと頼まれる。彼女は母親(松たか子)の都合で夏休みを迎え転居することを強いられていたのだ。行動に出たもののなずなは連れ戻され、残された典道は途方に暮れる。祐介(宮野真守)ら仲間にも責められた彼は、激情のままになずなが海で見つけた不思議な珠を放り投げる。その時異変が起こり、何故か典道の思うままに時間は巻き戻った…。〔90分〕 [more][投票]