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水那岐

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最近のコメント 10
★5沈まない三つの家(2013/日)傷ついた魂、三つが彷徨する軌跡とその救済の物語。監督ならではの下ネタを挟みながらも、三人は不器用ながらも動き、自分の向かいたいベクトルへと移動しようとする。その経過は愛おしさを誘い、哀しみをも招いてやまない。平易で子供でも理解できるような語り口に隠された暗喩の跳梁も痛快に効いてくる。なんとテクニシャンな変態野郎か、中野量太という男は。[投票]
★4お兄チャンは戦場に行った!?(2013/日)まずヒロインの兄の狂態が描かれ、嫌悪感が押し寄せてきた状態で物語は開始される。だが、観続けるうちにこの兄のペースにすっかりはまってしまい、彼は妹にとってのヒーローに成り得る存在だと悟らされる。変質者の味方・中野量太の面目躍如であり、妹への羞恥プレイもご愛敬。やはり中野を語るに無視できない一編だ。[投票]
★4草原の実験(2014/露)真上から人の営みを凝視するカメラ。それは「神の視座」を表すというよりは、悪戯っぽい遊び心から登場人物の行動に介入し、あたかもミスリードを狙ってすらいるような、あざとくも愛らしい遊び心か。不可解な出来事は頻出するが、これは敢えて「なんの暗喩なのか」などと頭を捻る必要はないだろう。どんな遊びが前方にあろうとも、真に語られるべきは少女の家をめぐる大草原が、どんな場であったかが明らかになる描写なのだから。 [review][投票]
★4ホドロフスキーのDUNE(2013/米)まったく退屈せずに見通せた、なんてチャーミングな負け惜しみなんだろう。自分もサルバドール・ダリミック・ジャガーのボディを包むメビウスのレトロフューチャーな衣装をじっくり観たいし、ギーガークリス・フォスの装置を眺めたい。SFマニアな作家には設定だらけで本編が伴わない作品のひとつや二つあるものだが、この幼児性ほどになると見上げたものだ。[投票]
★3走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015/日)才能のある若手監督ではあるだろう。暁光の中でハンググライダーが芥子粒となるまで飛ぶシーン。ひたすら押し黙り涙にまみれ、すき焼きを食らう主人公の長回し。いいシーンは枚挙にいとまがない。だが、脚本は甘い。 [review][投票]
★4チチを撮りに(2012/日)ここにもさまざまなメタファーが陰に陽に現れている。父親を表す代替物のひとつとしての「マグロ」は爽快なエピソードを演出してくれることは置いておいて、もうひとつの品である「タバコ」は雄弁だ。これは月並みだがフロイト流解釈としての男根とみていいのだろう。オトコでありオトナだ。 [review][投票]
★5琥珀色のキラキラ(2008/日)尿と人骨の物語る抒情詩である。基本的に男の妄想で押しまくる中野量太にとって、モチーフの尾籠さや、真剣なテーマを塗り替えてしまうような突飛さは問題ではない。横溢する若さの成せる業なのだ。そしてミニマムな舞台を得て描かれるアクトは、初々しいばかりのエロティックな効果を少女の行動にもたらす。 [review][投票]
★1海の情事に賭けろ(1960/日)赤木圭一郎の裸身を惜しみなく晒す、おそらくはそれ以外に撮影理由のないにわか作りの一編。ミステリー仕立てだがおよそお粗末を極め、赤木二役演技の冒険にもアイドルを使ったお遊び以上の意味はない。[投票]
★4夏美のホタル(2016/日)気の強い挑発的な態度のヒロインはたぶん有村架純の地なのだろうけれども、そのナチュラルなセリフ使いは才能だろう。周囲のオトナたちとの丁々発止も小気味良い。廣木隆一が仕切る花村也寸志のカメラはそんなに奥行きへの鳥肌必至の効果は与えてくれなかったが、万事屋や電車の車中からのぞき込む女優の細かな動作はおもしろい。[投票]
★2ニュータイプ ただ、愛のために(2008/日)超能力者の逃亡劇としてはなんとも情けない脚本(『七瀬ふたたび』に到底及ばない)。キャラクターの色づけに魂を込めなければ、その道行を応援する気にもなれないというものだ。それぞれの力の伏線もあまりにご都合主義的だし、「運命」なんて言葉を会話で使用されても萎える。廣木隆一の風景描写と長回しカメラの詩情で1点プラス。[投票]

Plots

最近のあらすじ 5
★5沈まない三つの家(2013/日)川のある街。麻耶(椎名琴音)と花菜(松原菜野花)の姉妹は、父の単身赴任を機に両親の離婚に直面する。どちらについてゆくかを問われ、姉の麻耶は母親と即答するが、妹の花菜は迷い答えない。彼女は翌日、答えを得るための行動に出る…「神田家」◆少女鈴華(中村朝佳)はふとしたわがままから、父親の命が奪われる事故を招いてしまった。その時以来、彼女と母親とのあいだには小さなしこりが生まれてゆく。鈴華は友人と万引きに興じ、そして入院中の叔父を訪ねては自分の太腿を撫でさせてやるのだった…「相模家」◆川で幼い息子を失ったハル(川田希)は、毎日のようにゴーグルをつけ釣り竿を川に垂らす。彼女の涙が乾く日は来るのだろうか…「最上家」。〔69分〕[投票]
★4お兄チャンは戦場に行った!?(2013/日)大学受験に連敗を重ね、引きこもりになったマサオ(内村遥)は、それまでの明るさを失い追い詰められたような面持ちの青年になってしまった。そんな彼が、一念発起して戦場写真を撮るべく外国へ渡ることを決意する。二度と戻らない証に、自らの左耳を切り落として…。その頃、妹のヒヨリ(小宮一葉)はそれまで入っていた劇団を出、主催者の恋人と決別していた。そんなときマサオが彼女のアパートを訪ねてくる。自らの決意を語る兄に驚きを隠せないヒヨリだったが、マサオからお守りにと陰毛を求められたときには嫌悪感を露わにする。それでも、もはや軟弱な気持ちを棄て夢に賭けようとする兄を嫌いきれないヒヨリだった。中野量太の短編作品。〔29分〕[投票]
★4草原の実験(2014/露)見渡すかぎりの大草原。ここの一軒家にハゲ親父(カリーム・パカチャコフ)と美しい娘(エレーナ・アン)の二人は暮らしている。親父は遠方にトラックで向かい仕事を続けており、彼を見送る娘を、幼馴染みの少年(ナリンマン・ベクブラトフ・アレシェフ)が馬で家へと送り返してやるのが毎日の日課だった。ある日、近くを通りかかった一団の人々が、水を求めて家を訪れる。バケツを下げた碧眼の少年(ダニーラ・ラッソマーセン)は水を汲んでくれた娘に惚れ、彼女にモーションをかける。そんな平穏な日々は繰り返されるはずだった。親父が何かに身を蝕まれているのがわかるまでは…。イメージ豊かに構成される無言劇。〔97分〕[投票]
★4ホドロフスキーのDUNE(2013/米)1967年、『ファンドとリス』の欧州ヒットでカルト映画監督の地位を不動のものとしたアレハンドロ・ホドロフスキーに、プロデューサーミシェル・セイドゥーはSF叙事詩『デューン 砂の惑星』の映画化を持ち掛け、ここに一大プロジェクトは動き出した。だが、現在そのタイトルで知られる作品はデヴィッド・リンチ監督の一作のみだ。『デューン』はいかにして作られ、いかにして挫折を見、売り渡されたのか。その経緯に驚いた監督フランク・パヴィッチはホドロフスキーにそれを追うドキュメントの撮影を申し込み、その話は快諾された。その後雨後の筍のように立ち上がったハリウッドSFに大きな影響を与えた、幻のSF巨編の周囲を追う。〔90分〕[投票]
★3走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015/日)薫(小林竜樹)が自殺した。関西で就職が決まり移住する矢先のことだった。薫とは無二の親友であり、ともに暮らしてきた漣(太賀)は、やがて彼が描き遺した一枚のデッサンを薫の両親から見せられる。そこに描かれていたのは、薫が昔思いを寄せていた同級生の環奈(寉岡萌希)だった。今まで全てを知り尽くしていたはずの親友の側面を知るために、漣は薫の恋人である理沙子(黒川芽以)を伴って旅立つ。漣たちは薫の身を投げた絶壁に立ち、そして環奈が勤めているクラブにたどり着く。「走れ、絶望に追いつかれない速さで」との薫のことばの意図は何なのか。東京国際映画祭で2年連続入選を果たした、中川龍太郎26歳時の監督作品。〔83分〕[投票]