コメンテータ
ランキング
HELP
ジャン・リュック..
************
チャップリン
************
小津安二郎
************
ヒッチコック
************
ジャッキー・チェ..
************

水那岐

[参加掲示板]
→気に入られた投票気に入った→
4867コメント6151
183あらすじ49
POV30

Comments

最近のコメント 10
★4祈るひと(1959/日)さまざまな人間模様を傍観する芦川いづみの回想によって動かされる、かなりトリッキーな恋愛論。終幕に至るまで彼女は主役のように話をリードしないが、これはこれでグイグイ見せる底力はある。ラストでいきなり無理やりな行動を見せないのも、放置された印象はあるが正解ではあるのだろう。この時代らしいワンマン男・小高雄二のみが鬱陶しい。[投票]
★2忘れるものか(1968/日)裕次郎ありきの、非の打ちどころなきスーパーマン活躍映画。星由里子もわざわざ東宝から借りてきたことに配慮してか、腫物にさわるように扱い無難な演技をさせるのみ。スタッフにとって気を遣うばかりの二人の「ムードアクション」が面白くなるはずもなく、ミステリーを成立させる気などはなからない。つまらない裕次郎のギャグに腹を抱えさせられる刑事の悲しさ。[投票]
★2アイ・ソー・ザ・ライト(2015/米)奔放で感情的な、一時よく見られた破滅型アーティストの一典型。その半生を眺めたところで、人がそこから例え反語的であれ得られるものは何もない。ああ、この時代の合衆国らしいなあ、と少々の溜息を絞り出すきっかけができるだけだ。[投票]
★4ルック・オブ・サイレンス(2014/デンマーク=インドネシア=ノルウェー=フィンランド=英)人殺しが英雄の地位に座らせしめた前作のギャングスターどもはともかく、今回は「ちょっと人殺しもしちゃったけどアタシの自慢のお父さん」といった存在の指弾である。教育と洗脳ゆえに、彼らは恥じることなく酸鼻を極めた虐殺を説明し、正当性の存在と自主性のなさを語る。眼鏡屋が黙り込むのは隣人の無恥と、話の噛み合わない無邪気さゆえだ。 [review][投票]
★2パリよ、永遠に(2014/仏=独)演劇的なことばのボクシングを期待させる構造だが、ここかしこに史実の重みを強調され、「人間の義務としてのパリ擁護」を強調されるのにはいささか萎える。京都が爆撃を逃れた一方でドレスデンが完膚なきまでに破壊されたのは、連合国の勝手な気まぐれゆえではなかろうか。生きた街とは人間の営みが美しい街であり、ミロのヴィーナスやモナリザの存在ゆえに輝く街ではなかろう。活きた街の重さを強調されたかった。 [review][投票]
★4ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界(2012/カナダ=デンマーク=クロアチア=英)平和の使者としての使命を帯び、体制を憎む行動に身を投じる少女は、それが相手への求愛ポーズとなっていることに気づかない。その痛々しさは自分も持っている一面であり、あながち中二病のように断罪できる筋合いのものではない。他方、都合のいい時だけ思想家としての自分をアピールする運動家とも恥ずかしさを共有できる。本気で痛い作品だ。[投票]
★2愛は降る星のかなたに(1956/日)散漫な印象を受けるのは、キャラクターがそれぞれに身勝手に動くのみでその間を取りまとめる者がないからだろう。唯一森雅之の存在はあれど、家庭に仕事を持ち込まない彼ではどうにもならない。まして山根寿子の「愛」は森の退場をもってはじめて表に噴出する感情であり、テーマとも成り得ないものでしかない。 [review][投票]
★3劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!(2007/日)ちょっと間延び気味。この番組の魅力は個性に満ちたイマジン連中の掛け合いにこそあるのだろうから、声優のしゃべり合戦のタイミングが悪いのは致命的だろう。小林靖子のサービス精神はけして退潮してはいないし、例えば危機に駆けつけるかつての仲間など評価に値するポイントではあるのだが。[投票]
★2マイ・ベスト・フレンド(2015/英)女性映画とは「女性に媚びを売る映画」なのなら言う気はもはやないが、そうでなければヒロインたちの無軌道ぶりには嫌悪感を掻き立てられ、男たちには哀れさばかりが受け止められる。闘病映画にしては斬新な切り口ながら、こんな「新しさ」ならばないほうがマシだ。[投票]
★3ヴィオレッタ(2011/仏)とりあえず中身は平凡な美少女である娘のみならず、煩雑な過去を抱えた母親の身にも寄り添えるような演出法であるところは救い。母親の「狂態」は決して狂気ではなく、平凡な人生を呪う「特別な人生を強いられた」彼女なりの愛情であった。監督エヴァ・イオネスコの分身である主人公より、母親の諦念は深く悲惨な色彩に満ちているのは監督の誤算だろうか。[投票]

Plots

最近のあらすじ 5
★4祈るひと(1959/日)母・吉枝(月丘夢路)とともに暮らす暁子(芦川いづみ)のもとに、ある日縁談が持ち込まれた。蓮池(小高雄二)という相手の傲岸な男と行動を共にしながら、暁子は幸福になれない結婚に思いを馳せ、ためらい続けていた。その理由はといえば、亡くなった国文学者の父・恭介(下元勉)の想い出にさかのぼる。暁子は彼に優しくされた記憶がごく僅かしかなく、つねに距離を置かれているような感覚を味わっていた。その理由はといえば父の死に落涙することもなく、すぐに愛人の庫木(金子信雄)と大っぴらに交際を始めた母の冷たさにある、と暁子は信じていた。蓮池との待ち合わせをすっぽかし、暁子は戦時中疎開した漁村の旧友・喜代(高田敏江)を訪ねる。〔97分〕[投票]
★2忘れるものか(1968/日)京都。爆弾を仕掛けられた車に乗り込み、津村(二谷英明)は炎に呑まれた。その知らせを受けた妻で舞踊家である夕子(星由里子)は、無残に焼け焦げた死体を夫であると認める。そして幾らかの時が流れ、津村の眠る墓に出向いた夕子は、そこに京都に舞い戻った岡部(石原裕次郎)の姿を見たのだった。岡部とは津村とともに商事会社を起ち上げた男であり、さらに愛する夕子を取り合ったすえに身を引いた過去を持ってもいた。この事件の裏にある組織のボス尾形(田崎潤)の匂いを嗅ぎ取り、自ら行動する彼に、夕子は何も言わず冷たく接するのだった。彼らの愛の残り火をよそに、事件の真相を知る人々は次々に消されてゆくが、岡部はそれでも真相を追い続ける。〔83分〕[投票]
★2アイ・ソー・ザ・ライト(2015/米)1940年代。カントリーソングの雄、ハンク・ウィリアムズ(トム・ヒドルストン)はその才能を認められ、まさに我が世の春を迎えていた。その一方で、彼が溺愛する女性歌手オードリー(エリザベス・オルセン)は才を持たず、彼女をも束にして売り出そうとする焦りがふたりの生き方に影を落としていた。ハンクの女癖には母リリー(チェリー・ジョーンズ)もただ頬を歪める毎日ではあったが、それでもオードリーより子供を得た喜びは僅かであれハンクの家を朗らかにした。そしてシンガーの登竜門であるラジオ番組「オプリ」への出場を果たしたハンクではあったが、多忙な日々のなか家族の絆を見失い、孤独のなかで酒や女に孤独への癒しを求めてゆくのだった。〔123分〕[投票]
★4ルック・オブ・サイレンス(2014/デンマーク=インドネシア=ノルウェー=フィンランド=英)インドネシア。アディという眼鏡屋がいる。彼は高齢の両親と妻子を抱え、近所の高齢者に眼鏡を提供すべく出張検眼を行なっている。そして、政情不安期に兄を惨殺されている。ジョシュア・オッペンハイマーによって見せられたフィルムに写っていたのは、彼の兄の殺害を得々と語る近所の老爺だった。アディはオッペンハイマーに促され、兄を殺した男たちにおのれの罪を認めてもらう、という願いをもって家々をめぐる。やがて判ったのは、じつに善良で人懐こい男たちが罪悪感もなく虐殺に加わり、それを自慢すらしていることだ。「過去は過去だ。これを機会に我々も辛い過去を捨て、仲良くやっていこう」人々は異口同音にそう笑うのだ。『アクト・オブ・キリング』姉妹編。〔103分〕[投票]
★2パリよ、永遠に(2014/仏=独)ノルマンディー上陸作戦より間もなく、ナチスドイツ軍の敗色が色濃くなっていた大戦末期。パリ防衛司令官コルティッツ(ニール・アレストリュ)は総統ヒトラーより極秘の命令を受け取っていた。パリ壊滅作戦。それは連合国軍の侵攻に先立ち、パリを灰燼に帰するという総統の憎悪に裏付けられた無意味な作戦だった。これを知った中立国スウェーデンの総領事ノルドリンク(アンドレ・デュソリエ)は、パリを愛するあまりにコルティッツの司令室のあるホテルに向かい、彼にかけあって作戦を中止させるべく一世一代の大勝負に出た。だが、コルティッツは総統の代行者としてのみならず、作戦を遂行する絶対の理由を背負っていた。〔83分/スコープ〕[投票]