[コメント] 子猫物語(1986/日)
『バンビ』の劣化コピーを見せられた気分。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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丁度この作品が公開された時、私は高校生。この作品の公開時は、何故かクラスメイトが大挙して観に行ったようなのだが、私は丁度心が冷え込んでいた時期であり、何もかも「けっ」と皮肉な目で見つめていた時期に当たる(いくつかショックなこともあったので)。そんな時にこんな“かわいい”作品が出ても、当たり前のように「こんなの観る価値もない!」と、断定した(本当を言えば、私は猫大好きで、猫が近くにいると顔つきまで変わってしまうのだが)。
そんなこともあって、本作を観たのは随分後になってから…というか、2008年になってようやく観た。
確かにチャトランはかわいいと思うし、子犬のプー太郎も良い。それは認める。
だけど、それだけで1時間半を保たせられると思った時点でこの作品の破綻は目に見えてた。はっきり言ってこれを最初から最後まで、普通に観たら苦痛そのものだよ。退屈さと戦うために映画観る訳じゃないよねえ。
動物に人格を持たせてドラマを作るというのは面白い発想だが、物語の盛り上がりもなければ、落とし所もよく分からない。
悪い作品と言われる映画も、後年になって観ると良さが分かってくるのもあるのだが、本作についてはその感情さえわき上がらず。これだったらドキュメンタリーの方がなんぼか面白く作れた気がするんだけどねえ。
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