[コメント] マーサの幸せレシピ(2001/伊=スイス=独=オーストリア)
この映画において主人公マルティナ・ゲデックとその姪マキシメ・フェルステが「料理を食べる(口に入れる)」シーンは例外なく幸福なものである。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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それはゲデックとフェルステが中盤まで一貫して「食べない人」として描かれており、そのことが彼女らの「食べる人」への変貌の瞬間を裏側から組織しているためだ。いいかげんな点も目立つ映画だが、ゲデックとフェルステの幸せのあり方というテーマは「食べる/食べない」を軸とした演出によって描かれており、その点においてはブレがない。
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