[コメント] 無宿人別帳(1963/日)
半ばSEの珍妙な音楽(池田正義)が世界を狂わせてゆく。揃いも揃った豪華な顔ぶれが絶望の中で蠢き合う! ☆3.7点。
冒頭、無宿流人どもが押込められた唐丸籠が居並ぶ様はまさに壮観。押込められたるは佐田啓二! 渥美 清! 津川雅彦! 宮口精二! 伴 淳三郎! ナンジャコリャ、籠の中身が凄過ぎる。リドリー=スコットはコレを観て『エイリアン』(1979/米)を創ったとしか思えんワ。
…等と珍妙な劇伴を聴いている内に段々とこっちもオカシくなってくる。そうなると輝き出すのはやっぱり三國連太郎。所がこの男は、何故か最後で弱腰なキャラを演じるのが好きらしい。清張の原作があるとはいえ、残念だ。
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