[コメント] 恋はデジャ・ブ(1993/米)
設定は非常に面白いし、ビル・マーレイが主人公のちょっといけ好かない雰囲気を絶妙に醸し出して巧い。いろんな意味で「上質な大人のラブコメディ」と呼べる作品なのだろうが、私にはイマイチ乗れない部分があった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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とにかく設定が素晴らしい映画。
一日をどんな風に過ごしても同じ朝を迎えて「今日」がまた繰り返される。それも延々と……。最初、フィルが悪さを企んで女性をナンパしてベッドインに持ち込んだり、お金の詰まったバッグをひょいっと持ち去ったりしながらも、徐々にその状況に絶望して遂には自殺を図る……しかしそれでも終わらない無限地獄……というくだりは特に良かった。
また他にも、保険屋やウェイトレスなど演者の細やかな演技など、見所は満載。とても良く出来た作品だ。
だがしかし、結局つまるところ、「フィルが善行を重ねて彼女からの信頼と愛を得たら無限ループから開放されて“明日”がやって来ました」という、ちょっと説教臭いオチで少々ガッカリ。設定が素晴らしいだけに、最後までアッと言わせて欲しかった。
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