[コメント] やくざ対Gメン 囮(1973/日)
菅原文太の中国語はちょっとあり得ないほどヒドい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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いや、いいところもある映画なんですよ。松方弘樹のコミカルヘタレヤクザな使い方はこれ以上なく正しいし、梅宮辰夫の堅物っぷりもハマってる。ついでに言うなら取調室での遠藤辰雄の泣きの怯えもかなりいい。ただそれらが軽妙な友情物語に昇華することすらなく、ハードとソフトの間を行ったり来たりした挙げ句に卓袱台ひっくり返してお仕舞じゃあ、観てるこっちは置いてけぼりです。
何かこの当時の東映って、こういう「ドリフ的ウヤムヤ落ち」がスゴい多いんですよね。まぁそういう時代だったのかも知れないし、終わりよければ全てよしってわけでもないんだけど、一応こっちも90分付き合ったんだから最後まで頑張ろうよ。「光と影のダイナミズム」工藤栄一らしい美しいラストの情景が、そのドリフっぽさを余計に際立たせます。そんなんじゃ騙されないからな!
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