[コメント] あした(1995/日)
ややもすると締りのない群像劇になるところを、それぞれのエピソードに光を当てて、(やや過剰に)見せ場を作りながらも、一点に向かって収斂していく過程は、惹きつけられた。一人一人を、暖かく見つめる監督の視線。郷愁を呼び起こす舞台設定と、丁寧な物語の作り。失ってはじめて気づく、大切なもの。再び「さようなら」を言って、始めなくてはいけない「あした」があるなんて、せつない。生きている者の生き方が問われる作品。
(ことは)
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