[コメント] ジョゼと虎と魚たち(2003/日)
泣くことができるのは人間の数少ない特権だがそれを行使してはいけない時もある。例えば
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラスト近くの新しい彼女と歩いている途中で泣き出すところ。あそこで泣くのは誠実さや優しさが本当に備わっている者の行為ではない。前の恋人と同棲していた家から帰る途中に泣き出される方の身にもなってくれ。あれじゃあ二人が長続きするはずがない。
誰かを背負って生きて行くという現実から逃げ出してしまった事を責める気はないが、あそこで涙を見せることにははっきりと「違う」と言いたい。泣くなら家に帰って一人になってからだ。それが本当の優しさであり思いやりだと思う。
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