[コメント] THE LAST BROADCAST ジャージー・デビル・プロジェクト(1998/米)
“本家”偽ドキュメンタリー。ブレアウィッチの概念を持たずに鑑賞できていたら…と思う。中盤は本当に退屈で、いい加減にせい!と感じるが、ラストは侮れない。驚愕。ここに「偽」の真髄が全て詰まっている。でも、ココだけなんだなぁ…
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ジムという青年の存在、蛇足に語られる彼らの真相、数々の????な点など、ちょっと頂けないところもしばしば。しかしこの作品、ちょっと凄い。
『ブレアウィッチ・プロジェクト』の前年に製作された作品。正確に言えば、ブレアウィッチのヒット後、この作品の存在が浮き彫りになったらしい。本国アメリカでは結構話題になったようだ。個人的な印象として、ブレアウィッチが全国公開の映画ならば、この映画はミニシアターでひっそりと公開されるべき作品。というのも、やはりラストに拘ってしまうのだが…。終了までの数分間はドキュメンタリーから劇映画へとシフトチェンジする。正直、これには参った。これぞ、まさか!の展開。偽者とは何たるかを、製作者は充分に理解していたのだなと思える。その辺は完全にブレアウィッチよりもレベルが高い。そして特筆すべきは、驚くべき映像美。フィルム修復の女性を殺害、そして場所を例の森へと移す。あまりにも落ち着いたスタンスには目を見張った。安っぽいというか、ありえん結末だけど、衝撃の方が勝る。
自分はブレアウィッチを支持してますけど、この作品を始めに観ていたらと思うと少し考えが覆りそうな気もします…。
評価はどうあれ、観るだけの価値はある!…だってオリジナルですもん笑
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