１・主演の牧瀬里穂だけでは弱いと思ったのか、恭一の設定を原作の大学生から無理矢理に社会人にして真田広之を持ってきたばかりか、それが「伊豆の長八美術館」の学芸員ときたもんだ。まるで「土曜ワイド劇場」ばりの、サービス精神。

２・それでも不安だったのか、原作にはないキスシーンを入れてみたりして、一生懸命サービス、サービス。

３・それにしても、何故あがた森魚なんだろう。知らない人が見たらただの「演技の下手な素人」なのに。海に向かって「最高だー！」と手をぐるぐる回しながら走っていくところなど、失笑もの。

４・カット割りが細かすぎて、原作を読んでいても、時に付いていけない。

まとめ・「小説の映画化がいかに難しいかの、よいお手本。」