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[コメント] 続・サラリーマン忠臣蔵(1961/日)

ちょっと『忠臣蔵』から離れてしまったかな?プラスマイナス0という所です。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 「忠臣蔵」をそのまま現代社会に置き換えた『サラリーマン忠臣蔵』(1960)の続編。忠臣蔵だとここからが「忍び難きを忍び、耐え難きを耐え」る話になるのだが、ここでの大石は決して昼行灯じゃないし、それに会社再建の起死回生の策とかが単純すぎてあっけなかった。その分サイドストーリーに力を入れているのだが、それも切迫感が今ひとつ感じられず。更に最後の株主総会が今ひとつ迫力に欠ける。

 …がしかし、キャラクタと演出そのものは決して悪くない。特に今回東野英次郎が最初得意の絶頂にあったのが、徐々に追いつめられていく課程を丹念に描いたのは良かった。観てる側として、悪い奴が追いつめられるのを観るのが一番溜飲が下がるからね。なんだかんだ言っても、観ていてスカッとする作品には違いないし。そんなこんなでプラスマイナス0と言ったところか。

(評価:★3)

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