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[コメント] バンガー・シスターズ(2002/米)

脚本家が映画っつーものの本質を理解していないで監督するとこうなるという良い例。
町田

台詞のみで回想(というか説明)される三人の過去には魅力も説得力もない。屋内シーンが多くアリゾナという舞台が活きていない。そもそも画力がない。でラストは演説と来たもんだ。

ジャニスそっくりゴールディ姐さんも胸の重さで腰が折れちゃって観てて何かギコチなかったな。

好きな題材だし中盤以降は光るエピソード(お食事会〜トーキンヘッズ〜ペニス写真)も多かったので残念。アリゾナ沙漠をバックに大好きなクリス・ロビンソンの歌が聞けたのは嬉しかった。

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増村保造のレイトショーとの梯子を考えて水曜レディース・デイに銀座のガード下劇場で見た。当然客席は女性で一杯。ゲイの方もいたようだった。男性は僕を含めてほんの4,5人だった。映画が終わって灯が点いて(日本だったら荒井晴彦かな?)なんて考えながらトイレに向かうと50代白髪頭のスーツ姿のおじさん(この人も増村映画に梯子してた)と若いシネフィル二人が並んで用を足すところだった。僕もそれに加わった。すると別に自信無い訳でもないのにいつもより余計に便器に近づいてしまった自分に気づいた。左右がやたら気になった。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)Madoka[*]

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