コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 幕末純情伝(1991/日)

沖田として考えると殺陣は失格だが、当時ノーマークだった牧瀬里穂が頑張っていて佳い。充分本人の可愛さは撮れていると思う。☆3.7点。(reviewではまた殆ど関係の無い2025年大河ドラマに言及)
死ぬまでシネマ

勿論大前提が噴飯設定ではあるのだが、一旦或る程度は歴史に則るのかと思わせて後半ズルズル逸脱してゆく。でもそれは純情を描く為だと観客にも解るので、いいのだ。純情とは圧殺しようとするシステムの中でも信じた道を貫く事である。つかこうへいって本当に純情の人なのだなぁ。

幕末青春グラフィティ 坂本竜馬』でも柴 俊夫が×××にされる(ぼんやりと記憶)が、本作ではより『俺たちに明日はない』感が強い気がする。作る方は『明日に向かって撃て!』の心算だったのかも知れないけど。

     ◆     ◆     ◆

まだ放送2回だけど今年('25)の大河は昨年同様ミスキャストだと思っている。『女城主 直虎』の脚本家なので嫌な予感しかしていないが、脚本以上に演出が悪いのかも知れない。厳しい現実に神妙な内容なのはいいのだが、人物が型破りでないのだ。渡辺 謙も本作の様な若々しさが全く見られず残念至極。

それでも、決まってしまった主役本人は精一杯頑張るのだろうから、昨年同様いつも通り私はお付き合いする心算である。これが純情というものだ。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。