[コメント] インプラント(2002/米)
闇に対する原始的な恐怖を描く雰囲気は良いのだが、それに終始してしまったのが残念。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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闇への恐怖は人間が根源的に持っているもの。身近な話では、自分も子供のころ、就寝前にはベッドの下の闇をおそるおそるチェックする日課があった。(何か飛び出てきた時のために棒を構える念の入れようで…)
本作は、その原始的な恐怖には説明は要らない、という突き放し方をするわけだが、その先の闇の世界の説明をして欲しかった。襲う理由も「食べるだけ」という中途半端なものだし(だいたいヒロインは食われていないし)、子供の時に唾をつけておいて、成人してから闇に引っぱりこむ意図も明かされることはない。
別に名前が必要なわけではなく、『It』だろうが『エイリアン』だろうが、原題の『They』だろうが構わない。こじつけで結構なので、子供の頃に怖かった闇の恐怖の説明を聞いて、もっと怖がらして欲しかったというのが本音なんです。
つっこみをたくさん入れたくなる話であったが、ひとつだけ。闇が怖いんなら、あえて暗い地下鉄で逃げるか?タクシー使いなさい。
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