[コメント] ブルース・オールマイティ(2003/米)
若い頃に比べると流石にジムの息切れが聞こえてくるというか、設定やモーガン・フリーマンにちょっと寄りかかって汗を拭っているようなところが感じられて不完全燃焼気味なのだが、久しぶりにわたしの愛したジムに再会できて感無量。
やはりシャドヤックほど「ジムが魅力を発揮しなければ面白くもなんともない作品」をつくる人はいない(ある意味すごい勇気)。そこには、ジムと彼の笑いへの愛、そして彼の才能に対する強い信頼がある。そして、わたしを含む一部の(おそらくは少数派の)ジム追い人たちが求める、「あんまり物語の設定細かくしないでジムを自由に好き勝手にさせて!」「ジム以外に個性的な脇役出さないで!」「CG少なくJG(ジム・グラフィック=ジムが編み出す人間離れした技)多く!」を一番わかっているのもシャドヤックを置いてほかにない。
こういう愛しかたは、ジムの名声を高めるでもなく、肉体的にもものすごーく負担をかけてしまうものであり、ジムに対して申し訳ないっちゃ申し訳ないのだが。
それでも、彼が目をつぶってウーンと念じると周りがとんでもないことになるんじゃなく、彼自身がとんでもないことになるのが見たいのである(あのイヤミなアンカーの人みたいに。あの場面ではジムじゃなく、アンカーの彼の技の方に驚嘆してしまった。ちと寂しい)。
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