特筆すべき点として､カット割のセンスが良い。異世界である無人島の映像と都会の映像をごくあたりまえのように並列させるこの神経。技法的に作品を貫くものが有るのだな。良い意味で､無人島生活が浮き足立っていなくて好感を抱いた。島の映像は最高である。それだけでも十二分に売っていけるだろう。この眩しい映像は映画館で観ると良さが倍増したと思う。それと、モザイクが大量に映っていたことについて。自分は､たいていの場合モザイクが合ってもその映画自体に与える影響は余りないのではないか､と考えているのだが、この映画にはつけて欲しくなかった。映像をかなり損なっている。

なぜ３点かというと、夫役の俳優が余り好きではなかったから。

＊コメント書いている人がいなかったとは。この誘蛾灯のような邦題につられて観ている人結構いると思ったのだが・・・。