[コメント] アナトミー(2000/独)
ユルグ・ブットゲライト作品には、グロテスクを題材にしながらも「愛」を謳っていた。 ゆえに、たとえ常人には解しにくい異質なものであろうと、映画として何かしら余韻が残った。
しかしこのアナトミーはどうだ? 正統派にしたかったのか、学園物にしたかったのか、スプラッターにしたかったのか、何もかもが中途半端である。締まり方からしてそうである。所々にアバズレ姉ちゃんのエロさでなんとか場を繋げようとひっしになっていた。
あげくに、ナチスの前例=解剖学の発展、と強引な過去の清算(大儀)。もっとも、それをいっちゃ旧日本軍が行った実験の責任放棄と似たようなもんなんだけどね(苦笑)
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