[コメント] 2000人の狂人(1964/米)
余計な前フリも無く陽気なカントリー流して「さあようこそ百年祭へ!ゥワァッハッハッ!」と歓迎する村長達のハイテンションが素敵。強引なおもてなしに戸惑いながらも満更でもない様子の来賓達には「なんにも知らないでお前達め!」って感じで俺はニコニコ顔。少なくとも序盤は2001人目として村人側の目線で観てた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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普通、こういうホラー系は加害者側に立って観る事はありえなくて、被害者側に自分を重ねて恐怖感や反逆のカタルシスを得るのだが・・・。この作品はなんだか身の置き所が微妙。殺しさえ犯さなきゃみんなノーテンキで憎めない奴らっぽい。そして意外にも、嬉々として楽しんだかに見えた儀式が終わるやいなや、しんみりしちゃったり、渋い表情でウンウンと頷く姿に、マニアックの中にも理性が見て取れて、こっちとしては「え?なんで?」と戸惑ってしまう。結局亡霊だったって事だが、南北戦争で殺された人々の子孫が復讐するという生々しさよりも、印象的には随分マイルド。
しかし、あのビリー少年の小憎らしさには笑った。
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