コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 手(1965/チェコスロバキア)

これはコワい映画です。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







足の真似なんかして可愛く振舞っていた巨大な「手」が、芸術家の主人公にろくろで自分の塑像を作ってくれという。断ると、金や甘い言葉をささやく。それでも拒否すると、おどされ殴られる。

ここらあたりからコワくなってくる。作れ、作れ、作れ。

自由を奪い、強制的に束縛する。執拗な責め。段々と逆らう気力を失ってくる。精神も何もかもズタズタにされ、操り人形になる。そしてその果ては・・・。

絶対権力、独裁政治、そんなものを連想させた。可愛いパペットアニメーションながら物語は本当にコワい。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。