コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 懲役三兄弟(1969/日)

主役のはずの文太よりも、特別出演の健さんが大活躍する珍品。三国人達との抗争を描いた終戦直後の話なのに、任侠映画と同じ作りで描こうとする佐伯清の演出は時代錯誤もいいところ。殴りこみに行くクライマックスシーンなどは、完全に『昭和残侠伝』の世界。
AONI

この頃の文太は、まだ彼本来のアナーキーな個性が発揮されていない。どういう風に売り出していくか、彼も会社も決めかねていた時期なのだろう。相棒である待田も本来の魅力が出ていない。おまけに女優陣がブスばかりなのが最悪である。要するに、健さんのみオイシイ映画なのである。

それにしても三国人達の格好がみんな変すぎ! 手下達は上着として赤いジャージを着ているのだが、背中に阪神タイガースのロゴマークそっくりの虎の絵が入っている。

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。