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[コメント] 勝利への脱出(1980/米)

さりげなく神技を見せつけてくれたペレ、ボビー・ムーア、アルディレスらに混じってシルヴェスター・スタローンの目立つガタイだけの置物。ニワトリを掴む要領で演技していれば、皆と馴染めただろうに残念だ。スタローンの繰り出すロッキーの人気を破壊した演技は秀逸でした。
ジャイアント白田

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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どう見てもラストの勝利と脱走は、ブラジルが、ペレが燃えたワールドカップ優勝した1970年メキシコ大会だろう。ペレが、スタジアムに漂う優勝の歓喜を浴びるため上半身裸になって肩車してもらってグランドを闊歩した、あの光景そのもの。ブラジルvsイタリアの決勝(4-1)を再現した、ペレ万歳映画に仕上がっている。

また、少々強引だが、1975年に史上最高額の350万ドルでコスモス(Cosmos)チームに入団(77年引退)、3回のNASL(北米サッ カーリーグ)優勝カップを同チームにもたらした事に対する、ペレへの感謝の意を示した作品となっているのも確かだろう。(蛇足だが、77年にペレがコスモスを引退したあとに、この作品にも出て欲しかったベッケンバウアーがコスモスに入団している。)

それにしても、何故「全然活躍してないじゃーん!」なサッカーの基本がなってないシルヴェスター・スタローンも肩車?相当イタリアの負けが悔しかったんだろうと思われる。スタローンはシチリア系の種馬だしね……おい、サッカー下手すぎ!

2002/12/8

《ペレ》本名:エドソン・アラテス・ド・ ナシメント[1362試合1280ゴール、ハットトリック92回

(評価:★3)

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