[コメント] ちびまる子ちゃん(1990/日)
その後の彼ら。
原作のコミックには番外編として本編の原作漫画の他に「まる子の同窓会」みたいなショート漫画が収録されている。
20年後くらいに同窓会で集まったまる子のクラスの面々。みんなすっかり大人になっている。その中に大野君と杉野君の姿もあった。果たしてふたりは、子どもの頃話していた船乗りになるという夢を叶えているのか……という話。
添え物のショートストーリーではあるが、映画版にはこれを挿入しても面白かったと思う。放映中のTVアニメ版でまる子たちを急に大人にしてしまうのは不可能だろうが、単体映画としてなら出来るのではないだろうか。本編のエピローグ調に入れるのが無理としても、例えばエンディングロールで将来の画だけ流すとか、エンディングロール後に加えるとか。劇場映画だからこそ出来る冒険を取り入れるのも良いと思う。
さて映画本編だが、TVシリーズのまる子、それも近年のは特に、ブラックなユーモアが微妙に弱いものイジメを彷彿とさせるようでいささか不快に感じていた。だがこの作品は現在のような毒が強くない上、温かいつくりになっている。現在のちびまる子、またこのほのぼの路線に戻ってくれないかなあ。
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