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[コメント] 私の殺した男(1932/米)

傑作。多分私はコメディよりもこっちの方が好きだろう。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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★4.5

正直いって終盤以降から久しぶりに鳥肌が立ってしまった。ポールが事実を告白するシーンには画面に深く見入らざるを得なかった。あの恐ろしいほどの沈黙。泣き崩れるわけでもなく、ただただ長い沈黙と硬直があるだけの演出と演技が抜群の効果を放っている。それとラストの音色のなんと印象深いことか!

ポールがすぐに事実を一家に告げていたら、婚約者を含めて彼らは怒髪天を突いたに違いない。そんな意味で本作品は偶発的・楽天的ともいってしまえるだろう。更に父親の発言が直裁過ぎるとも片付けられるだろう。だけど私は珍しく感動した。ポールは間違いなく重い十字架を背負っているし、彼の演技も含め訴えかける強い放射のようなものがそこには存在していたのだ。

あらゆるジャンルの映画にいえることだが、作品の出来は決して長さには存在しない。いくらでも冗長な部分を削ぎ落としコンパクトに完成できるだろう。「私の殺した男」を少し見習った方がいい。

(評価:★4)

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