[コメント] マウス・オブ・マッドネス(1994/米)
あくまでB級にこだわる監督が好きです。ストーリーは珍しく破綻してませんでしたし。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ジョン・カーペンター監督はどんなに予算をもらっても、あるいはどれ程少ない予算でもあくまでB級にこだわり、きっちり彼しか作ることが出来ない作品を作り上げるから好きだ。特に本作は彼のファンなら手を叩いて喜ぶ出来になっている。特にあの安っぽい造形とか(笑)
現実と本の世界が段々と入り交じり、主人公自身も狂気へと誘われていく過程も良いし、ラストの救いようのない現状で、涙を流しながら手を叩いて映画を観ているシーンはいっそ爽快感さえ覚えてしまう。
本作の主人公サム・ニールは『オーメン3』では悪魔役だったのに、ここでは悪魔に脅える役となっている。その辺も皮肉が効いてて良し。
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