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[コメント] ともだち(1974/日)

腕白小僧がやたら「ヘイ・ユー!」って言うんですよ。まさかと思って調べたら、やはり「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」(左とん平)リリースが1973年。あの曲、子供がマネするくらい流行ってたんだな。
ペンクロフ

1974年、日活の児童映画。別にそう面白いもんじゃない。しかしなにしろ70年代は子供の数が多い。社会の中で、「子供の領土」が今とは比較にならぬほど大きな位置を占めていた感じがする。子供は今ほど大事にされてない。小学校は野蛮の王国、実力でサバイブするしかない過酷な世界だ。逆立ちする腕白小僧のイメージは、国際放映のテレビドラマ「あばれはっちゃく」シリーズ(1979〜)へと繋がってゆく。

子供の世界に濃い影を落とすのが公害だ。舞台は京浜工業地帯・川崎で、喘息の少女には厳しい環境だ。60年代は川崎の鍵っ子を描いた『ゴジラ・ミニラ・ガバラオール怪獣大進撃』(1969)で終わり、70年代は公害そのものが人類を襲う『ゴジラ対ヘドラ』(1971)で始まった。その流れの中に、この映画は在る。

(評価:★3)

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