[コメント] 暗黒街の顔役(1932/米)
よく出来た脚本で物語自体が面白く、今のマフィア映画の基本のキになっているのは間違いないが、単なる切った張ったの面白さだけの映画ではない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
まず最初に「この出来事はすべて実際に起こったことだ」とし、「ギャングに対する政府の
無感覚ともいえる無関心を告発する」と続く。これは、銃規制の法の不整備を指している。
更に興味深いのは「市民が(ギャングを)英雄視している」というセリフ。その裏返しで用意
したのだろうが、アル・カポネを模したと言われる主人公が、最後に取り巻きの者たちがい
なくなると、おどおどして本当は弱い人間なのだと繰り返し表現している。
アメリカらしいはっきりとした民主主義の主張を持った作品なのだ。
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