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[コメント] ハヌッセン(1988/ハンガリー=独)

 救いをもたらす陽の光、恐怖をもたらす人工の光、その両方は青白かった。つまり同じ、ある一部では。
にくじゃが

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 静かにゆったり進む画面の中、同じように静かにゆったり訪れる変化。先生の登場で変化がはっきりわかってくる。かつては先生に赤子のように抱かれたのに、今は先生を保護者として抱く。とても切ないな。もう守ってくれる人はいないんだねえ。

 催眠術や予言のシーンではやっぱり最初がいち番緊張感があって好き。それ以外の舞台では胡散臭さが一気に出るのはどういう事なんだろ(誉めことば)。

 すごくいい雰囲気で進むのに、ラストがああ残念でした。国会議事堂放火をモノクロで見せられるだけなんてしょぼい。もうちょっと迫力出しゃあいいのに。

(評価:★4)

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