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[コメント] MUSA −武士−(2001/韓国=中国)

かなりチカラ技だが、熱くさせられました。『七人の侍』を髣髴とさせる(いいすぎ?)「漢(おとこ)」映画。弓の名手のおじさんにシビれた。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







HERO』には無かった、人間同士のぶつかり合い。やっぱり、こうじゃないとね。

かなり、ストーリーはおもしろかったけど、スッキリしない部分も多いのは確か。将軍が結構バカに見えてしまう。和を乱す愚か者としての部分が、勇ましい部分に勝ってしまっている。槍使いの奴隷がクールでかっこいいけど、「首を差し出せ」でげんなり。副将と弓の名手のおじさんが、ひたすら冷静で、かっこよかった。ただ、姫と二人の男の間に「愛」を匂わせながら、そこへ持っていかなかったのは好感が持てる。ココ結構重要。

最初は「中国と蒙古を悪者にしてるなぁ」ってとこが気になって仕方なかった。とくに最後の「死に様」が「漢民族」を守って死ぬって部分が、「自己讃美」に感じたのも確か。といっても、高麗が主人公なんだから、そうなるのは当たり前だけど、蒙古軍の使者を殺す所はマナー違反だろ!。

といったものの、気持ちを揺さぶられるいい作品でした。あまり「韓×中」ってはなし見たことも無く、新鮮だったし、それぞれの「キャラ」が立っているのがすばらしい。

(評価:★4)

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